BITCASAは使えません

投稿日:2019年04月14日 17時04分38秒

その後BITCASAを色々使い込んでみた。
結果から言うと、使えなさそうだ。

一番大きな問題はBITCASAドライブは単なるストレージではなくて、格納するデータを解析し、分類してからAMAZON EC2のストレージに保存するというプロセスを踏んでいるところにある。このプロセスが結構な確率で失敗する。失敗するファイルは動画(FLV)やZIPなどが多い。これの解析に失敗するとローカルのキャッシュが異常な状態になるらしく、消せないファイルが出来る。これはサポートに(英語で)連絡すると消してくれるが、その後100kb程度のファイルのアップロードにも失敗する。

キャッシュは4kbに分断されたものになっているようだ。おそらくEC2とのマッピングをすることで整合性を取っているのだろう。リソースを監視するとAMAZON側から現状のキャッシュを取り込むプロセスとこちら側からアップロードするファイルの整合性を見ているのだろう。これに世代管理などの機能が付いてるとのことで、機能に品質が追いついてない状態だ。ちなみにDOSモードからファイルを見てみるとルートにある一部ファイルしか見えない。完全にWINDOWS APIに沿った仕様というものでもないらしい。

サポートからの連絡によると近々にドライバを更新するとのこと。これに期待したいが現状では写真などを格納するにしろBITCASAドライブを信用するにはかなり無理がありそうだ。従ってBITCASAは状況が落ち着くまで待ちが正解だろう。

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