BITCASAは準備不足

投稿日:2019年04月14日 17時06分09秒

再度テストしてみた
先日よりBITCASAをテストしてきた。HELPセンターより最新版(英語版)の提供を受けてテストを続けたが、結果からいうと時期尚早と言わざるをえない。テストマシンはWINDOWS BISTAでちょっと古めのDUAL COREマシン。BITCASAのキャッシュ専用にSSDを設定し、まずは手持ちの160GBドライブからコピーしてみる。まずは30GBくらいで20000ファイルくらいあるものをアップロードしてみる。いくつかエラー(ZIPについてマルチボリュームなので最終フォルダを確認しろとメッセージがである)があるものの、アップロードできた。アップロードできないファイルについては最後に一覧に表示された。たいしたファイルではないので、これはまあ良しとしよう。転送速度は150KBくらいで半日くらいかかった。あまりに遅いのでリソースグラフから調べてみるとマイクロソフトセキュリティエッセンシャルのチェックが相当あるようだ。なのでこれのリアルタイムチェックを切る。これで転送速度が倍になった。BITCASAはネットの転送速度よりCPUがネックになる。調べてみるとまずは内部のアドレスにアップロードしここからなんらかの処理を行ってからAMAZON EC2にアップロードされるらしい。

次に同じく20GBくらいのファイルをアップロードする。ここでも同じようにエラーが表示される。このまま半日放置してみる。その結果…なんとBITCASAドライブ自体がエラーで落ちていた。これでは使えない。この後も何度かチャレンジしたが、一度にアップロードできるのは数ギガが限度であるように思われる。
HELPセンターからの回答によれば、ほとんどの不具合はネットの速度によるそうだが1GBのバックボーンをほぼ占有している回線で速度の問題があるとは思えない。
大雑把な思想を見てみるとBITCASAはローカルでのCPUを利用して転送速度を稼ぎ、AMAZON EC2での実容量を稼ごうという趣旨らしい。しかしながら利用により、CPU利用率が100%になる(旧プログラムではDUAL CPUをフルに利用しなかったため50%上限だった)ので他の仕事もできない。これではちょっと仕事には使えませんねーというところだ。
一生分の写真だとか動画だとか大きなファイルを中心にアップロードする分にはそれほど問題がなさそうだが、手持ちのあらゆるものをアップロードするというには、まだ完成度が低いんじゃない?と思われる。残念だが今回は利用を諦めた。ただヘルプセンターは大変熱心で(英語だけど)もう少しプログラムがまともだったらなんとかなったんではないかと思う。現在はサービスをやめる方向で申請中だ。

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